1620.「美術に必要な教養」
- 美術に必要な教養とは一体何だろうかと考える。
技術的なことや学術的な勉強をして身につけるもののような気がするが
それは違う。確かにこうしたら美しく見える、聴こえるというのはあるようだ。
しかし核心を捉えてはいないのではないだろうか?
何故なら風や雨が削った岩を美しいと感じるし、土器や
土偶の造形を美しく感じる。鳥の鳴き声も大変美しい。
これらに勉強で身につけた教養というのはしっくりこない。
では何が美しいと感じさせるのか。私の結論はこうだ。
この世界は自然という一点を求めるように出来ている。
その場所、その環境、その人、その現象が創るそれが自然
であれば人間は美しいと感じるのではないだろうか。
つじつまが合うに近い。空気を読むに近い。
美しいと感じる黄金比だ。
私はそれを「美術に必要な教養」と決めた。
■作品 「美術に必要な教養」
■作家名: 東佑樹(Yuki Azuma)
■作製年: 2019年
■素材: 和紙・綿布・釣竿・石・透明水彩・コーヒー・灰
■状態: 原画 - ※このカートはケータイ・スマホには対応しておりません